2011年6月2日木曜日

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則

首藤 康聡(岡崎南病院)

『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則 』
カーマイン・ガロ (著), 外村仁 解説 (その他), 井口耕二 (翻訳)

みんなスティーブ・ジョブズの名前は知ってる?きっと一度は耳にした事があると思うんだけど、知らないっていう人は、iPhoneやiPadならどう?これなら聞いたことあるでしょ!彼はこれを開発したAplle社のCEOなんだ。彼のプレゼンテーションは世界一とも言われてるんだけど、なぜ魅力的で人々を惹きつけるプレゼンができるのかを解説したのがこの本。中にはプレゼンに大切な18の法則が書かれてあるんだ。

これを参考にして愛知県の勉強会で講義をしたんだけど、参加した先生たちはどうだったかな?また、コメントをしてくれれば嬉しいんだけど、かなり今回は自分のプレゼンを意識してみたんだ。立ち位置や、視線、問いかけの仕方などなど・・・すごく疲れたんだけどね。でも、僕なりの手ごたえはあったと思ってる。それはあの午後の眠い時間帯に誰一人として眠らなかったから!!!緊張感を持ちつつ、みんなとの距離も離れすぎず、飽きない空間を作れたかなって思ってるんだけど、自己満足かな?でも、これが出来たのもこの本のおかげなんだ。すごく、インタラクティブな関係も作れたしね(ただこれは他の本も参考にしたんだけどね)。

そもそもなんで僕がプレゼンの本を読んだのか?講義をするって決まってから読んだわけじゃないんだ。講義が決まる前にはもう何冊かプレゼンの本は読んでたんだけど、プレゼンって相手がいる事が絶対条件だよね。プレゼンの方法で観客が受ける商品の印象はだいぶ違うし、そのあとの売上なんかにもかなり影響してくるらしいんだ。つまり、説明次第で相手の印象がかなり違ってくるってこと。結局、聴衆はプレゼンターに影響されるってことなんだ。

じゃあ、これを臨床に置き換えてみてね。プレゼンターと観客の関係は、セラピストと患者の関係に似てるよ。患者さんにとってセラピストは外部環境だよね。外部環境との相互作用で運動が決定されていくのであれば、セラピストの振る舞い方は患者さんにかなり影響を与えてくる事になる。じゃあみんなは自分の振る舞い方って気にしてる?そもそもどんなところを気にすればいいんだろうね。わかんないやって人、今のままじゃいけないかもって感じたらこの本を読んでみて。きっと自分の臨床を助けてくれるから。

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