2014年7月15日火曜日

身体知獲得のツールとしてのメタ認知的言語化

佐藤 郁江(岡崎南病院)

身体知獲得のツールとしてのメタ認知的言語化
諏訪 正樹著
人工知能学会誌20巻5号(2005年9月)

身体知(身体が覚え込んだ技やコツ)につての仮説が書かれている論文である。言語的意識がなくなり身体が技を覚え込んで無意識にこなすようになった時、身体知を獲得したと考えるとある。この裏づけとして、ゴルフにおける素人とエキスパートの言語的意識の違いを指摘していた。その中に奇形のパターの使用時はエキスパートでさえも熟達状態ではないため言語化か行えるとあった。そしてこの論文の中の実験で歌うことの中で言語量とパフォーマンスに相関がみられたとある。言語化とパフォーマンスの直接的な研究があり興味深かった。もちろん健常者で行われているものであり、言語化の内容もあると考えられる。言語化されにくい身体知につても言語化することの意味をもう一度考えることができた。

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