2015年3月1日日曜日

ワーキングメモリ

佐藤 郁江(岡崎南病院)

多感覚統合の話が出てきて、私が気になっていたのがこのワーキングメモリです。多感覚統合は認知神経リハビリテーションの中で話題になっている項目です。その話を聴いたとき、ワーキングメモリを再び見ていたのもあり、共通点を感じています。

Baddelyはワーキングメモリを視空間スケッチパット、エピソードバッファ、音韻ループが存在し中央実行系でそれぞれに情報の割つけを行い注意の容量の限界の範囲内で作業を行えるようにしています。私が理解している多感覚統合は運動するにあたって必要な情報をそれぞれの感覚を統合するために必要と理解しています。私が感じた共通点は関わりが作られているといった共通点があります。そして、ワーキングメモリは視覚的意味、エピソード長期記憶、言語がそれぞれ働きあって、視空間スケッチパット、エピソードバッファ、音韻ループと関わりあっているような図が使われています。この中のエピソード長期記憶とエピソードバッファの関係が過去との比較を常に行っているという風にも解釈ができています。

これは私が自分の知っている知識で勝手に解釈をしている部分で正しいとは限りません。しかし何かを理解するに分けて考えることも必要なのですが、関係つけることで理解ができて整理できるといったこともあるように思います。患者さんに情報のみをあたえ過ぎないようにも注意しなければとも思いました。

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