2015年11月2日月曜日

媒介過程

佐藤 郁江(岡崎南病院)

『認知心理学』仲真紀子編著 ミネルヴァ書房

「ヘッブは、無意識は感覚支配的な過程だが、意識は先行する心理状態に応じた反応が選択的に返せる過程だとした(ヘッブはこれを媒介過程と呼んだ)」

『認知心理学』の本の中にこのように書かれている部分がありました。認知神経リハビリテーションの中でも運動を意識しているのか、無意識に行っているのかといった話があると思います。一つの意識の考え方として存在しています。ヘッブの考え方の前に意識とはいわば「内観」ができる。内観できるか否かは、日常的に言う「気づき」や「意識」の概念と近いとされていました。今まで果たしは内観できるといった考え方の気づきということに注目が向いていたと思います。それに対して危険信号に対しては感覚支配的な過程で、刺激に対して逃げる逃避反射などの存在が無意識であり、中止させることのできるものを意識としても考えることができるのではと考えています。

この説明の中で媒介過程の例はたす(和)やかける(積)で、数字の刺激に対して選択的な反応を行うことのっできる過程であるとしています。

動作の中での意図いう部分がここに重なってくるようにも思っています。

0 件のコメント:

コメントを投稿